ウクライナ国防省が最近公開したある映像のなかで、ルビージュ旅団の戦車は、壕に入ったロシア軍部隊と至近距離で交戦している。戦車はじりじりと後退しながら、執拗に樹林帯の敵陣地を125mm砲で砲撃している。乗員が戦車を絶えず移動させているのは明らかに、応射で被弾しにくくするためだ。
A tank in service with the Rubizh Brigade is destroying russian treeline positions in the Kupiansk direction. pic.twitter.com/RBF0WO7sNc
— Defense of Ukraine (@DefenceU) November 25, 2024
ロシア軍はクプヤンシクをあきらめていない。ただ、クプヤンシクを完全に占領できない場合は次善の策として、市を南北に貫き、この方面の前線を大まかに形作っているオスキル川沿いの陣地を固めようとするかもしれない。
ウクライナのシンクタンク、防衛戦略センター(CDS)は先週末の作戦状況評価で「ロシア軍はオスキル川東岸の村々から民間人を避難させるために、大砲や多連装ロケット砲、滑空爆弾を用いて攻撃を激化させている」と説明している。
(forbes.com 原文)