毎年恒例、「デミュア(Demure)」が2024年版の年間最流行語に

人気インフルエンサーのジュールズ・レブロン(The Hapa Blonde/GC Images)

「ブラット(Brat)」と「ブレインロット(Brainrot)」もリスト入り

2024年の年間最流行語を選ぶために、Dictionary.comの辞書編集者たちは、見出しやソーシャルメディアのトレンド、検索結果のデータを分析し、過去1年の文化的情勢を反映する言葉を特定した。
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「この用語のソーシャルメディアでの拡散は、グーグルでの検索の増加とも連動した」とDictionary.comは述べている。「2023年8月から2024年7月までの間、『デミュア』という言葉の使用には顕著なトレンドは見られなかったが、2024年8月18日の週には、その関心は約14倍に増加し、この言葉の一夜にしての人気爆発を示した」。

「デミュア」と同様に、2024年の最終候補に挙がった言葉の1つである「ブラット(Brat、『手に負えない子ども、がき』などの意味をもつ言葉)」も2024年に新たな意味を得た。イギリスの女性ミュージシャンであるチャーリーXCXは、カマラ・ハリス副大統領が民主党の大統領候補に指名された後、「カマラはブラットだ」とツイートし、従来は侮辱的だったこの言葉を、大胆で自信に満ちた人物を表す褒め言葉に変えた。

他にも最終候補に挙がった言葉として「ブレインロット(Brainrot)」があるが、これは、 インターネット上の低品質なコンテンツを大量消費することによって引き起こされる精神状態の悪化を指す言葉だ。また「エクストリーム・ウェザー(Extreme weather、異常気象)」もリスト入りした。記録的な高温、壊滅的な嵐、広範囲な洪水についての世界的な議論が行われている中で、このフレーズの検索が急増したとDictionary.comは指摘している。
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なお、Dictionary.comの2023年の年間最流行語は「ハルシネイト(Hallucinate、幻覚を起こす)」であり、その前は2022年の「ウーマン(Woman、女性)」、2021年の「アライシップ(Allyship、連帯)」、2020年の「パンデミック(Pandemic、世界的大流行)」となっていた。

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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