Edifyの利用者は?
消費者サイドに目を向けると、Edifyを使ってデジタルで3Dオブジェクトを構築することへの関心が高まっており、企業も同様にEdifyの活用を進めている。独立系のゲーマーや開発者に加え、多くの企業もEdifyを自社の製品に活用している。ウェブ上で調査したところ、このプラットフォームに対するブランドの関心はすでに高まっていることがわかった。AI Secretsのイヴァンナ・アッティは、「いくつかの大手ブランドが、Getty ImagesのAIサービスを利用してマーケティングにおける新たな創造的可能性を探求しています」と述べている。「マーケティング会社のWPPとコカ・コーラは、Getty Imagesの生成AIを活用して、ブランドのスタイルとガイドラインに合致したカスタムビジュアルを作成するために協力しているのです」
アッティはまた、アドビがEdify 3DをAdobe Fireflyで使用しているという噂にも言及している。さらに、エヌビディアのブログを読むと、マテルがEdifyを利用して玩具デザイナーが製品のビジュアライズをサポートしているという。
アクセンチュアのニュースルームには次のような情報がある。「アクセンチュアはエヌビディアとジャガーランドローバー(JLR)と協力し、先進的な生成系AIとリアルタイムグラフィックスを通じてDefenderラインのクライアント体験を向上させました。この取り組みでは、アクセンチュアソング(アクセンチュアのクリエイティブ部門)がエヌビディアのOmniverseプラットフォームを活用し、コンピューター支援設計データからDefender車両の高精細なデジタルツインを作成しています」
Defenderはジャガーランドローバーが製造する車種であり、同車はもともと英国で生産されていたブランドだという。Defenderは1948年に初めて生産され、1990年に正式に命名された。現在、アクセンチュアソングはこれらの車両の高解像度デジタルツインを構築し、世界に向けて紹介している。
これにより、この最新技術で何が可能か、その一端が理解できるだろう。初期の生成AIではStable Diffusionや画像生成ツールが登場した。そして今、私たちは3Dモデリングの能力を手に入れ、未来のメタバースやVR/AR環境を創造するための新たな力を得たのだ。
(forbes.com 原文)