他の過剰な権限として、62個のアプリが電話のカメラにアクセスし、54個のアプリがデバイスのストレージメモリへの読み書きアクセスを要求し、37個のアプリが音声を録音していることがわかった。これらの権限は「悪用された場合、無断での監視につながり、機密の会話や個人情報を収集される可能性がある。また、同意のないマーケティング目的で使用されるかもしれない」
問題はまだ続く。
アドバイスはシンプルだ。「ほとんどのユーザーはすべての権限を自動的に与えがちだが、まずは自動的に拒否し、必要に応じて調整することが安全である。アプリの意図した機能に不要と思われる権限には注意を払ってほしい。Android OSのデバイス設定から『アプリケーションマネージャー』や『アプリ』のセクションで権限を管理・取り消すことができる(Android 15の場合、『設定』内で『権限マネージャ』を検索するとさまざまな権限を管理できる)。過剰な権限を求めるアプリは、使用を避けるのが賢明だ。もしアプリが危険にさらされている場合、これらの権限を悪用されればユーザーにとって有害な結果をもたらす可能性がある」
過剰な権限要求と、より悪質な行為には違いがある。そして、Android 15に搭載されるグーグルの新しいライブ脅威検出機能は、アプリのデバイス内での動作を監視し、権限が本当に悪意ある活動に関連している可能性がある場合に警告を発することを約束している。いずれにせよ、何が収集されているかを把握するために、定期的にスマホの設定をチェックすることが求められている。
(forbes.com 原文)