起業はすべての人のためのもの
起業の世界を巡っては、危険な思い込みがある。過密状態で、参入できるスペースが限られており、カジュアルな服装でテック系スタートアップを立ち上げる20代の若者だらけだと思われているのだ。でも聞いてほしい。起業の世界はすべての人に開かれている。
起業の世界を成長させるのは多様性だ。さまざまなアイデアや背景、物の見方、そして年齢層が必要なのだ。多様性が増せばそれだけ強くなっていく。50歳を超えた女性は、独特でかけがえのない何かをもたらす存在だ。
「自分は年を取りすぎ?」と不安になったら
筆者の友人を思い出してほしい。新しいことを始める上で年を取りすぎているかどうかを判断できるのは、自分だけだ。年齢は足かせではなく、資産なのだ。年齢のことをくよくよ悩むより、自分自身にこう問いかけよう。
・自分には、強く信じているアイデアがあるか
・精一杯がんばろうという意欲はあるか
・情熱とパーパスをもって、人生の新たな章を生きていきたいか
これらの問いかけに対する答えが「イエス」なら、今こそ踏み出すときだ。
前進する
要するに、筆者の友人にとって、ウェブデザイナーとのやりとりは警鐘だった。正直なところ、私にとってもそうだ。こうしたステレオタイプに抗い、それを打破するために支え合うことがいかに重要であるかを思い知らされた。年齢にまつわる常識を覆そう。50代(とそれ以降)は、新しい挑戦を始め、意義あるものを生み出し、長く続くインパクトを残す上で最適な時期であることを、世に知らしめよう。
起業の世界は若者だけのものではない。勇敢で大胆な人のためのものだ。夢見る人のためのものだ。そして、私たちが入り込めるスペースは十分にある。
(forbes.com 原文)