パーペチュアは「大局的に見れば、ベリカ・ノボシルカ町を失うこと自体はそれほど大きな災難ではない。それはただひとつの町にすぎない」としたうえで、「真の災難は、ロシア軍が防御線を側面から、防御線と平行に攻撃していることだ」と警告している。
ロシア軍はベリカ・ノボシルカの要塞陣地を迂回できるなら、同様の機動を東部のほかの方面でも行えるかもしれない。不吉なことに、ウクライナ軍にはこの方面でロシア軍の侵入を阻止するための予備部隊がおそらくあまりない。
パーペチュアは、ウクライナ軍はこれまで、ベリカ・ノボシルカ方面の防御が固く、攻撃しづらいからこそ、一帯の兵力を抑えてほかの方面に回すことができていたが、「それは終わった」と指摘し、「ほかの方面を犠牲にして、いますぐここを守るべきだ」と説いている。
(forbes.com 原文)