According to the Ukrainian officials, ruЫЫia has launched ICBM for the first time.
advertisement
An ICBM was launched from the Astrakhan Region and struck the Pivdenmash facilities in Dnipro City. pic.twitter.com/ouMv4O0NhP — 𝔗𝔥𝔢 𝕯𝔢𝔞𝔡 𝕯𝔦𝔰𝔱𝔯𝔦𝔠𝔱△ 🇬🇪🇺🇦🇺🇲🇬🇷 (@TheDeadDistrict) November 21, 2024
だが、実際は大陸間弾道ミサイル(ICBM)ではなかった。ICBMは核弾頭搭載可能なミサイルのなかで最も重く、最も射程の長いクラスで、核弾頭を搭載して5500km以上飛行する。
不運なめぐり合わせと言うべきか、ウクライナのミサイル生産の中心地でもあるドニプロを攻撃したこのミサイルは、同市からおよそ800km離れたロシア南部カプースチン・ヤールのミサイル実験場から発射されたと伝えられる。ロシアの核戦力の専門家であるパベル・ポドビグは「大陸間という距離ではない」と書いている。
それを裏づけるように、プーチンは21日午後、攻撃に用いたのは「最新の中距離弾道ミサイル」だと発表した。準中距離弾道ミサイル(MRBM)は射程1000〜3000km、中距離弾道ミサイル(IRBM)は射程3000〜5500kmなので、距離の点ではICBMよりも適合する。プーチンは、このミサイルはロシア語で「ハシバミ」を意味する「オレシュニク」と命名されたと明らかにし、「実戦条件で試験した」とも述べた(編集注:ドニプロに本社を置き、ミサイルや宇宙ロケットの生産を手がけるウクライナの航空宇宙企業ピウデンマシュ=旧名ユージュマシュ=の施設を攻撃したとも主張した)。
ロシアはウクライナに対する戦争を拡大してから2年9カ月の間に、ウクライナの都市に対しておびただしい数の巡航ミサイルや弾道ミサイルを発射しており、それには核弾頭を搭載できるミサイルも数種類含まれる。エストニアの軍人でアナリストのアルトゥール・レヒは「ロシアはこれまでもあらゆる手段でウクライナの都市を攻撃している」と注意を促している。
その意味で、オレシュニクによる攻撃は新しいものではなかった。それでも、複数の弾頭を搭載する重量級の弾道ミサイルは核戦争を連想させるだけに、独特の恐ろしさがある。英エコノミスト誌の防衛担当編集者であるシャシャンク・ジョシは「これまでと異なる新しい運搬システムを使用したのは、エスカレーションのシグナルである可能性が高い」と説明する。