7. バタフライ・ハグ
これは元々、ハリケーンの被災者たちのトラウマを癒す方法として開発された方法だ。ストレスや不安感を和らげ、パニック発作の影響を抑えるために、自分で行うことができる簡単な方法の1つである。EMDRセラピーでも、グラウンディングのエクササイズのひとつとして取り入れられている。胸の前で腕をクロスさせ、意識的な呼吸をしながら羽ばたく蝶の羽のように、両手を順番に優しくリズミカルに動かし、パタパタと自分の体を叩く動作を続けることが、気分を落ち着かせてくれる。
8. ストレッチ
ストレス反応が起きたときには、ケガや痛みなどから身を守るため、反射的に筋肉が緊張する。ストレッチは、ストレスを緩和し、筋肉の緊張をほぐすために手軽に行うことができる方法だ。筋肉を伸ばして緊張を和らげることは、体をほぐすことで心を緩める「ボトムアップのアプローチ」である。ファリーナは、ヨガの「ダウンドッグ」や「チャイルドポーズ」など、体への負担が少ないポーズを試してみることを勧めている。
9. デジタル・デトックス
あえてスマートフォンやその他のデジタルデバイスを使用しない時間を取ることで、過度の刺激を受け続け、常に情報過多の状態にあることから解放され、心を穏やかにすることができる。同時に、より有意義な活動や、人とのつながりを持つための時間を増やすことが可能だ。また、より良い睡眠の質と気分のためには、特に就寝前にこれらの使用をやめることが重要である。
10. マッサージ
マッサージは、ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールの分泌量を減らし、エンドルフィンやセロトニン、ドーパミンといった「幸せホルモン」の分泌を促す。そのため、不安感の軽減につながり、幸福感を増すことになる。(forbes.com 原文)