以前から続く2人の「確執」
マスクとベゾスの間の確執を示す最も顕著な事例の1つには、フォーブスの長者番付に関連したものが挙げられる。マスクは、2021年に世界一の富豪となった際に、ベゾスに「巨大な2の数字を刻んだ像と銀メダル」を送りたいと語っていた。2人の対立の多くは、彼らが宇宙分野で果たしている役割に起因している。マスクのスペースXとベゾスのブルーオリジンは政府の契約を争っており、マスクは2021年に「ベゾスはもっとブルーオリジンに時間を割いて、のんびりする時間を減らすべきだ」とフィナンシャル・タイムズに語った。
一方、ベゾスがマスクを批判することは、さほど多くはないが、2019年に彼はマスクの火星移住の夢に異を唱え、「火星に移住したいという友人が居たら、エベレストの山頂で1年間暮らしてみろと言いたい。なぜなら火星に比べれば楽園だからだ」と述べていた。
(forbes.com 原文)