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2024.11.27 17:45

多すぎる情報を一時的に隠す:エクセル活用テク

エクセルでデータを管理していると、必要な情報だけ見えるようにしておきたいというケースがある。そんなとき不要な行や列を一時的に隠しておく技があるので紹介しよう。

1つは、行・列の非表示だ。これは、行や列を右クリックすると「非表示」がある。これを選択すると、その行・列は折りたたまれて見えないようになる。もとに戻す時は、非表示になっている境を右クリックして「再表示」にするともとに戻る

ただ、この方法だと再表示にしてしまうと、また非表示にするためには設定が必要で、場合によっては何度もやり直す必要がある。また、意外と折りたたまれた行・列が分かりづらく、ファイルを共有して使っていると、他の人からは「そんなデータも含まれていたのか」ということになる可能性もある。

もう1つの方法がグループ化だ。こちらも不要な行・列を折りたたんで見えなくすることは同じだが、トグルボタン(+/-)が表示され、それをクリックすることで表示・非表示を簡単にコントロールできる。これなら、折りたたまれた行・列があることもわかるし、自由に表示・非表示を切り替えられるので便利だ。

設定方法は、隠したい行・列を選択して[Alt]+[Shift]+[→]キーを押すと、グループ化される。逆に解除するには、解除した行・列を選択して[Alt]+[Shift]+[←]キーを押せばいい。

このグループ化は複数の行・列が設定されていると、行・列ごとにある[1][2]のトグルボタンをクリックすると表示・非表示を一気に行える。

ちなみにグループ化は隣り合った複数の行・列を選択して実行も可能。一気に隠したいのか、個別に隠したいのかによって使い分けるといい。

行や列を一時的に隠したいのであればグループ化を、常に見せたくないのであれば非表示を使うといい。

※この記事は「Microsoft 365」バージョン 2410で動作確認をしています。

文=飯島範久

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