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2024.11.23 18:00

独身男性よりも「独身女性」の方がはるかに幸福である4つの理由

ホーンとマクドナルドは論文の中で、長期的な男女関係において、しばしば女性の快感の優先順位が低く位置づけられることを指摘している。その結果、恋愛関係にある女性は、男性と比べて、自身の性的ニーズが満たされていないと感じやすい可能性があるという。

確立された恋愛パートナー関係において、ベッドルームで男性の欲求が優先されることは珍しくない。一方、女性にとって独身生活は、パートナーの満足度を優先しなければならないというプレッシャーを受けることなく、自身のニーズを満たせる相手を探す機会となる。

おそらく、このような自律性のおかげで、全体的な性的満足度が高いという結果になったのだろう。独身女性は、自分の欲求に合致する関係や経験を自由に探索できているようだ。

一方、独身男性にとっては、そうしたレベルの満足を得ることはより難しい可能性がある。確立されたパートナー関係に伴う安定性や、自身の快感が一貫して優先される状況が得られないためだ。

4. 独身女性は、パートナーを求める気持ちが薄い

もう一つ、「スピンスター(独身女性)」のステレオタイプとは真逆の、注目すべき結果がある。独身女性は独身男性と比べて、パートナーを求める気持ちが薄いのだ。

逆に言えば、独身男性の持つ「安定した関係への欲求」は、独身女性よりもはるかに強い。独身女性は現状に満足しており、パートナーを探そうとすら思っていないのかもしれない。

ホーンとマクドナルドはインタビューの中で、この知見も容易に説明がつくと述べた。「女性が、職場で男性と同等の機会を得るようになった結果、独身女性にとって、ひとりで生活し、自分で自分の面倒を見るという選択肢は、かつてないほど魅力的になりました」と、彼らは語っている。

「家族を守り養うという旧来の男性の役割が、女性と政府によって代替可能になった」結果として、「女性の人生における男性の必要性が薄れた」のだろうと、2人は結論づけている。

全体として見ると、独身女性にとって、「パートナーを見つける」ことは人生における優先事項ではなく、そもそも考慮すらされていない可能性もある。独身女性は多くの面で、安定した男女関係の中では達成しづらい自由を享受している。独身女性は、自身の社会生活や性生活を完全に自力でコントロールし、自分以外の誰かの面倒を見なければというプレッシャーを感じることなく、自分のことに専念できる。

このような自律性は、独身生活が女性にもたらす、最も重要なエンパワーメント要素かもしれない。多くの女性が幸せな独身生活を送っているのは、こうした理由からだろう。

forbes.com 原文

翻訳=的場知之/ガリレオ

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