危険信号3. 何のために来たのか聞きたくなるほど無関心
デート中盤での話だ。あなたは会話を盛り上げ、テーブルの向こうにいる相手のことを知ろうと奮闘している。しかし、初デートにふさわしい質問をし、自分の話も適度に差し込んでいるのに、相手の反応はイマイチだ。確かに無機質な「へえ、いいね」「なるほど」といった返事は返ってくる。何より不安にさせるのは、チラチラあらぬ方向を見たり、携帯電話を何度もチラ見したりするしぐさだ。やがてデートが終わる頃、あなたは「楽しんでもらえなかったのかも」と感じ、さらには「この人は一体、何のために来たのだろう」とまで思い始める。このような状況で悲しい気持ちになるのは、まったく自然なことであり、正常な反応である。学術誌『Personal Relationships』 に掲載された2022年の論文では、男女交際における心のこもった応答の重要性について検証している。それは 「親密さの基盤」だという。
関係を進展させるには、互いが互いに意識を向け、互いに尊重されていると感じる必要がある。そしてそれは相手への関心と気配りから始まる。デート相手に無関心な態度を取られたら、拒絶されたと感じてもしょうがない。たとえ相手がそんなつもりではなく、本心では気にかけてくれていたとしても、「態度」がなければ伝わらないのだ。結果、「この人は一体、何のために来た?」とまで思わされる。
多くの場合、上の空な態度は「無関心」の表れだ。つまり、相手はあなたに興味がない、もしくは深いレベルでつながる能力がないことを示している。相手の態度を見て、あなたの安全な帰宅を気にかけているか、あるいはその後もあなたのことを考えてくれるか確証が持てないなら、やはりその相手には関係を築く気持ちがない可能性が高い。
しかしそもそもデート相手を見極める初期段階では、少なくとも基本的な気配りと努力が必要だ。もし初デートでそれができない相手なら、この先もできないと判断していい。なぜなら健全な関係の基盤は出会った早い段階で築かれるものだから。初デートで残念な反応しかできないようなら、2回目はなし、という決断がベストだろう。
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(forbes.com 原文)