キャリア

2024.11.20 09:00

お金をかけずに今日から始められる5つの「ビジネスアイデア」

Shutterstock.com

Shutterstock.com

ビジネスを始めるからといって、貯金を切り崩したり、借金を重ねたりする必要はない。しかしより柔軟な働き方や経済的な自由を求めながらも、高額な初期費用に悩む人は少なくない。起業を志す人の多くは、事業ローンの支払い、オフィススペースの賃貸、大きな出費の管理といった事柄を考えると気が重くなるだろう。しかし、こうした負担を避けて事業を始めることは十分可能だ。

小さな初期投資でも、しっかり利益を上げられるビジネスはたくさんある。また、そうしたビジネスはちょっとした工夫があれば、誰でも始めることができる。初期投資が小さく、成功確率が高く、実用的で、投資対効果の高いビジネスアイデアをいくつか紹介しよう。

履歴書作成サービス

もし文章を書くのが得意で、人々のキャリアを輝かせる手助けをするのが好きならば、履歴書作成サービスはあなたにぴったりな仕事かもしれない。競争の激しい今日の就職市場では、履歴書作成をプロに依頼する人が増えている。TopResumeによれば、プロが書いた履歴書を使った求職者は、自分で書いた場合に比べ32%高い確率で仕事を獲得することができるという。

このサービスを始めるのに学位は必要ない。しかし、人事の経験や業界のノウハウがあれば、大きなプラスになるだろう。履歴書やカバーレターを作成し、磨き上げ、アップグレードし、LinkedInのプロフィールを最適化するのが仕事だ。

初期投資も少額で済む。すでにパソコンを持っているなら、1000ドル(約16万円)もあれば仕事を始めることができるだろう。事務用品にかかる費用、登記などにかかる費用、保険料などの予算は別途必要だ。ネットマーケティングも少額で始めることができるし、Googleドキュメントのような無料ツールを活用することで、ソフトウェアにかかる費用をゼロに抑えることができる。最小限の準備でありながら、履歴書作成サービスでは年間5万8000ドル(約900万円)ほどの収入が期待できるため、やりがいがありながら、手頃なビジネスアイデアの1つだ。

オンライン家庭教師

オンライン家庭教師は、知識を活かし、自分のスケジュールに合わせて働ける仕事だ。単に生徒の宿題を手伝うだけでなく、ひとりひとりに合ったフィードバックを提供しながら、難しい科目を指導する。しっかりとした学歴があれば信頼を得るのに役立ち、以前に家庭教師をした経験があればさらに有利だろう。

オンライン家庭教師のビジネスを始めるには、2000ドル(約31万円)から10000ドル(約156万円)程度の資金が必要だと言われている。パソコン、マイク、HDカメラなどの必需品を揃えるのに1000ドル(約16万円)から3000ドル(約47万円)の費用がかかるだろう。

年齢が低い生徒を相手にする場合は、魅力的なレッスンを続けるための小道具を導入することも検討しよう。マーケティングにかかる費用は、収益の10%未満を目安にすると良いだろう。毎月100ドル(約1万6000円)から500ドル(約7万5000円)ほどの家庭教師プラットフォームに登録することで、顧客の獲得も容易になる。プラットフォームを活用すれば、時給25ドル(約4000円)から50ドル(約8000円)の報酬を得ることができるだろう。

イベントプランニング

企画力や、細部にも届く視野がビジネスになれば良いのに、と思ったことはあるだろうか? そのような人にとっては、イベントプランニングの仕事は天職かもしれない。誕生日、結婚式、企業の行事などのイベントをスムーズに進行させるのが仕事だ。

たとえ未経験でも問題はない。ボランティアやワークショップに参加して、実践的なトレーニングを受けよう。そして、経験豊富なイベントプランナーやベンダーとつながり、確かなネットワークを築こう。クライアントのビジョンや予算を理解することは、クライアントが理想とするイベントを創り上げるためのカギとなるだろう。

基本的なウェブサイトの構築、ブランディング、マーケティングのための費用として、1000ドル(約16万円)もあればイベントプランナーとして仕事を始めることができるだろう。プロジェクトの整理整頓にはTrello、人目を引くプロモーションのデザインにはCanvaなど、予算に応じたツールを活用しよう。自分の名前を広く知ってもらうために、ブログやミニ・ポートフォリオを作成し、スタイルやスキルをアピールするのも効果的だ。小規模なイベントから経験を積むことで信頼性を高めていけば、次第に口コミや依頼が増え、収入も安定してくるだろう。
次ページ > 旅行ガイド

翻訳=江津拓哉

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事