この休戦案は知られる限り、履行を強制する仕組みを欠いているが、仮にロシアとウクライナが合意するとすれば、ロシアはウクライナの国土12万平方km近くを手に入れることになる。ウクライナはロシアの国土650平方kmほどを獲得するが、これは休戦協定が発効するまでクルスク州の一角を保持できた場合に限られる。プーチンは何千人ものロシア兵の命を犠牲にしてでも、それを取り戻す構えだ。
第47機械化旅団の指揮官たちは、国境周辺での襲撃などにかまけている場合ではないことを自覚している。ロシア側は1週間ほど前にクルスク州に全力を注ぐことを決めた。いま、ウクライナ側も全力を尽くしている。
(forbes.com 原文)