欧州

2024.11.14 09:30

クルスク州でロ軍が車両30両超で連続突撃、ウクライナ軍第47旅団が10両撃破し撃退

トランプはウクライナでの戦争を「24時間」で終わらせると豪語していた。当選から1日でという意味なら、そうできなかった。いずれにせよ、2カ月あまりあとに米国の外交政策を正式に掌握してから、トランプがウクライナに関して何をやるのかは不透明だ。トランプは、戦線を現状で凍結するかたちでの休戦案を検討しているとされる。

この休戦案は知られる限り、履行を強制する仕組みを欠いているが、仮にロシアとウクライナが合意するとすれば、ロシアはウクライナの国土12万平方km近くを手に入れることになる。ウクライナはロシアの国土650平方kmほどを獲得するが、これは休戦協定が発効するまでクルスク州の一角を保持できた場合に限られる。プーチンは何千人ものロシア兵の命を犠牲にしてでも、それを取り戻す構えだ。

第47機械化旅団の指揮官たちは、国境周辺での襲撃などにかまけている場合ではないことを自覚している。ロシア側は1週間ほど前にクルスク州に全力を注ぐことを決めた。いま、ウクライナ側も全力を尽くしている。

forbes.com 原文

翻訳・編集=江戸伸禎

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