警視庁の報告によれば、2022年の「私事性的画像に係る事案」いわゆるリベンジポルノ関連の相談件数は1728件と過去最高を記録し、今後も増加傾向を示している。また生成AIを使ったフェイク画像による詐欺やゆすり(セクストーション)もまた厄介な問題だ。
beMEを運営するライツテックの調べでは、24.6パーセントもの人が、自身に関する画像や動画が無断でSNSやウェブサイトに投稿された経験を持つとのこと。「私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律」というリベンジポルノを禁ずる法律はあるにはあるが、これほどの高い割合で被害を受ける恐れがあるなら自衛を考えるべきだろう。
beMEは、アップロードした顔写真をもとにAIが24時間態勢でネット上を巡回し、静止画ばかりでなく動画に登場するものも含めて無断使用を監視する。結果は毎日報告され、もし悪用が発見された場合は削除要請が行える。必要ならば専門の弁護士に相談もできる。
ライツテックは、エンジェル投資家の佐々木栄和氏が、デジタル性暴力や権利侵害の解決を目指して創業したスタートアップだ。これまでに、beMEのプロトタイプ「HIMEPA」を運用し、152件に対応して100パーセントの削除に成功している。そのうち80パーセントは1カ月以内に削除が完了している。
同時に、リベンジポルノのほかに、なりすまし、セクハラ、虐待、誹謗中傷などの対応を、デジタルバイオレンスに強い弁護士に相談できるサイト「mimamoru」(みまもる)も運営しているが、このHIMEPAとmimamoruを合体させたサービスとして、beMEがスタートしたというわけだ。現在、1カ月間の無料お試しを実施中。
プレスリリース