音楽

2024.11.10 11:00

ジョン・レノン、2人目の息子ショーンもグラミー賞にノミネート

ショーンはジョン・レノンにとって2番目の息子だが、ジョンの1番目の息子もグラミー賞のノミネート歴がある。ジョンと最初の妻であるシンシア・レノンとの間に生まれたジュリアン・レノンは、父親が亡くなった直後の1980年代前半に音楽キャリアで短いながらも成功を収めた。第28回グラミー賞では「Best New Artist(最優秀新人賞)」にノミネートされたが、この賞はシャーデーに奪われ、ジュリアンは受賞を逃した。

ショーンの母親であるオノ・ヨーコは、すでにグラミー賞の受賞者でもある。彼女は当時の夫であったジョン・レノンとの共同名義で発表されたアルバムの1つ、『ダブル・ファンタジー』で第24回グラミー賞の「Album of the Year(年間最優秀アルバム賞)」を受賞した。不幸にも、ジョン・レノンは妻と一緒に賞を受ける前に凶弾に倒れたため、ヨーコは2人を代表して授賞を受けなければならなかった。

ショーン・レノン。母親はオノ・ヨーコ。2024年3月10日撮影(Lionel Hahn/Getty Images)

ショーン・レノン。母親はオノ・ヨーコ。2024年3月10日撮影(Lionel Hahn/Getty Images)

ジョン・レノン自身も今回のグラミー賞では2部門でノミネートされている。ビートルズの4人のメンバーの1人として、昨年11月にリリースされた楽曲「Now and Then(ナウ・アンド・ゼン)で「Best Rock Performance(最優秀ロックパフォーマンス賞)」と「Record of the Year(年間最優秀レコード賞)」の候補に上がっているのだ。この曲によって、ビートルズは数十年ぶりにグラミー賞の授賞式に戻ることになった。もっとも、これまで長年の間にビートルズの音楽は様々な賞にノミネートされたが、メンバーが実際に授賞式に出席して賞を受けたことはない(ちなみに解散後も含めて全部で受賞は7回、ノミネートは今回を含めて25回)。

forbes.com 原文

翻訳=日下部博一

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