欧州

2024.11.06 18:00

ロシア軍が東部テルニで南進、ウクライナは米国製・国産対戦車ミサイルの「合せ技」で応戦

ウクライナ製の対戦車ミサイルシステム「ストゥーフナ-P」。2019年8月、リビウ(ANDRIY B / Shutterstock.com)

第60機械化旅団と第66機械化旅団にとって、ジャベリンとストゥーフナ-Pを配備されていたのは幸いだった。両旅団のほかの装備は旧ソ連製のT-64戦車やBMP-1歩兵戦闘車、2S1自走榴弾砲、あるいは米国製のこれまた古いM-113装甲兵員輸送車などで、めぼしいものは見当たらない。T-64は先週、テルニ北部でロシア軍の攻撃を食い止めようとしたが、ロシア側の自爆ドローン(無人機)に連続で攻撃されている。
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ウクライナのシンクタンクである防衛戦略センター(CDS)は、この正面でもロシア軍の攻撃が激化すると予想している。5日の作戦状況評価で、その目標を「ウクライナ国防軍がシベルシクで保持する橋頭堡の排除を支援するため」とみている。

現在、ロシア軍がその目標に向けて大きな進展を遂げるのを主に防いでいるのは、対戦車ミサイル以外にはたいした装備がないウクライナ軍2個旅団のいくつかの対戦車ミサイルチームだ。

forbes.com 原文

翻訳・編集=江戸伸禎

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