機能の多くはFenix 8などのミッドレンジモデルと共通で、目を見張るような新機能は搭載されていない。それでも、本モデルは特別なものだ。
ダマスカス鋼は、高級包丁などに用いられている鋼材で、炭素含有量や硬度が異なる様々な種類の鋼を重ねて鍛造することで浮かび上がる独特の模様が特徴だ。ケースデザインは、MARQシリーズのGolferに採用されているフューズド・カーボンファイバー(融合化炭素繊維)素材よりも目を引く。
ダマスカス鋼エディションの重量は、本体のみで81グラムで、59グラムのチタンモデルよりもかなり重い。また、標準装備のレザーとラバーのストラップを合わせた重量は114グラムとなっている。
Fenix 8のような革新性は備えておらず、本モデル最大のアピールポイントは人目を引く外見だと言える。
例えば、防水性能は10気圧防水だが、Fenixのようにダイビングで使用することはできず、新型ウォッチの多くが搭載している心電図(ECG)機能にも対応していない。その理由は、このシリーズのベースであるMARQ Gen 2が2022年にリリースされたからだ。前世代のGarmin Elevate光学式心拍計は備えているが、活動中の心拍数を計測するためのLEDは搭載していない。
しかしながら、充電には従来の4ピンケーブルではなく、マグネット式の充電ポートを使うなど、他のガーミン製ウェアラブルには見られない外見上の特徴がある。
(forbes.com 原文)