さらに、おうし座南流星群の「火球」や、鮮やかなオーロラが観測できる可能性もある。双眼鏡を持っているなら「紫金山・アトラス彗星」の最後の姿を拝めるかもしれない。
11月第1週の夜空についてまとめた。
11月4日(月)~6日(水):金星と細い月が接近
金星は今、「宵の明星」として日没後の西の空にひときわ明るく存在感を放っている。5日には月と金星が寄り添い、見ごたえのある光景となる。6日になると月が金星の上方に離れていくが、それでもなお西の空の全景として印象深い眺めが期待できる。11月5日(火)~6日(水):おうし座南流星群
今週「流れ星」を目にするとしたら、おうし座南流星群だ。5~6日ごろに極大を迎えると予想されている。1時間あたりの流星数は5個程度と大きな流星群ではないが、「火球」と呼ばれる明るい流星の割合が高く、また今週は真夜中に月が昇っていないため観測条件が良いことから、印象的な流れ星を目撃できる可能性が高い。おうし座流星群の元となっているのは、「エンケ彗星(2P/Encke)」が太陽系を通過した際に軌道上にばらまいた塵や破片である。
(forbes.com 原文)