つながりを求めるパートナーに応えるには
ここまで紹介したマイクロ・ディシジョンの違いを知っていれば、たとえ些細なことのように感じても、パートナーのビッドに向き合うよう意識的に努力できるだろう。1. 上の空をやめて、寄り添う
たとえ疲れていたり、他のことをしていたりしても、ほんの短時間でもよいので「関与する」というマイクロ・ディシジョンを下そう。「それは面白そうだね」や「もっと詳しく教えて」といった簡単な反応を返すだけでもいい。2. 心から関心を示す
相手を気にかけていることを示そう。自分にとっては些細な事柄に思えても、相手にとっては意味があるのだ。追加の質問をしたり、そのトピックについて自分の考えを述べたりしてみよう。3. チャンスを逃した時は、取り返す
時には、ビッドの瞬間を見逃してしまうこともあるだろう。重要なのは、相手のビッドに反応しそこねたことに気づき、後からでも、つながりを築く努力をすることだ。4. 「雑談」は「つながりを築く対話」と心得る
何気ないおしゃべりと感じられることも、実際には、つながりを求めるパートナーからの招待状だ。交わされる会話の一つ一つを、より強いつながりを築く小さな一歩ととらえよう。要するに、あなたが毎日下している、ほとんど意識もしない小さな意思決定が、パートナーとの関係に大きな違いをもたらすのだ。だから、次にパートナーが何気ない考えを共有したり、一見どうでもいいような会話を持ちかけてきたりしたときは、それに応じるという選択が、単なる気軽なやりとり以上の意味を持つことを思い出してほしい。それは、2人の関係の未来を静かに形づくる、小さな意思決定なのだ。
(forbes.com 原文)