ノースカロライナ州に本社を置くドーナツチェーンのクリスピー・クリーム・ドーナツは、大統領選投票日の5日に全米の参加店舗で「I Voted(投票済み)」のステッカーとオリジナル・グレーズド・ドーナツを無料で配る。最高ブランド責任者(CBO)のデーブ・スキーナは、「民主主義に参加するという行為は祝福されて然るべきだ」との理由に基づくサービスだと説明している。無料のドーナツを受け取る際に、投票したことを証明する必要はない。
ハンバーガーチェーンのジョニー・ロケッツでは、5日に店内飲食で商品を購入した人を対象に、投票済み証明書(「投票済み」ステッカーも含む)の提示によりミルクシェイクを無料でふるまう。
全米8州に約50店舗を展開するレイジードッグ・レストラン&バーは、「投票済み」ステッカーを提示してメインディッシュを注文した人に、ノンアルコール飲料を1杯無料で提供する。
家具大手のイケア店内にあるビストロでは5日、「投票権を祝福し支持する」企業姿勢を示すため、買い物客にフローズンヨーグルトの無料サービスを行う。投票済みの証明は不要だが、オンラインで事前配布しているクーポン券を提示する必要がある。
電動キックボードのシェアサービスで世界最大手のLime(ライム)は、利用者が支払い時に「VOTE2024」のコードを入力すると、eスクーターと電動自転車の利用料金が無料になるサービスを5日まで実施している。活用すれば投票所にも行きやすいだろう。
投票日限定で割引サービスを行う企業もある。ライドシェアサービスのLyft(リフト)は、有権者登録済の利用者が5日午前5時~午後10時の間にコード「VOTE24」を使用した場合、ライドシェア、シェアサイクル、eスクーターの利用料金を半額に値引きする。ウーバーでは投票時間中、投票所まで乗車した場合の料金が50%オフになる。フローズンヨーグルト店のヨーグルトランドでは、「投票済み」ステッカーを提示すると商品を15%オフで購入できる。