高校生にSNSの利用頻度を問うたところ、インスタがXやTikTokと比較して圧倒的に閲覧頻度が高いことが伺える。投稿の頻度も週1回以上だとXとそれほど変わらないが、月1回以上だと、20ポイント以上違ってくる。高校生が利用するSNSはインスタが中心のようだ。
インスタのアカウント数については、複数アカウントの人が多く、その多くは鍵(非公開)アカウントにしていることがわかる。どう使い分けているのかというと、それぞれの人格があり、フォロワーとの親密さでも使い分けているという具合だ。
インスタで1週間のうち、新しくフォローするアカウント数は、7割弱の人が「新たにフォローすることはない」となったが、約3割の人は1~3個の新規にフォローをしている。
また、インスタで1週間のうち、DMをやり取りする人数は1~3人が40.4%、4~7人が14.9%と半数以上が誰かしらとやり取りしていることがわかる。さらに、それまでコミュニケーションを取ったことない人とDMでやり取りする頻度としては、1か月から半年に1回程度が約半数を占めており、インスタをきっかけに新たな出会いが生まれているようだ。
逆にフォロワーを整理する頻度としては、ほぼ半数が最低年1回は整理をしており、インスタを利用する上で誰に見られているのかは重要なポイントなのかもしれない。
Z世代は「映え」を求めて写真を撮り、それをみんなと共有したい欲が高い。そのプラットフォームとしてインスタが最適であり、映えを求めるから文字より写真が重要で検索するのもインスタが中心。キラキラした世界を求めて、たくさんの人とつながる1つの「社会」なのかもしれない。一方で、複数のアカウントを使いこなし、鍵をかけてつながりの制限をかけるなど、本当の自分をさらしたくないという一面もあるようだ。
出典:スタディプラス「SNSに関する調査」より