2024.11.02 12:00

贅沢な空の旅を評価、フォーブス「エアトラベル・アワード」発表

シンガポール・チャンギ国際空港(Shutterstock.com)

シンガポール・チャンギ国際空港(Shutterstock.com)

私たちの旅はおそらく、目的地のすばらしいホテルにチェックインし、初めて訪れる街を探索し始めるよりも前に、降り立った空港から始まる。その旅の始まりは、旅の目的地と同じくらい重要なものだ。

フォーブス・トラベルガイド(FTG)が最高の航空会社と空港を選ぶ「Verified Air Travel Awards(ベリファイド・エア・トラベル・アワード)」を創設した理由は、そこにある。

FTGは先ごろ、旅行業界の専門家たちが「最もすばらしい」と評価した航空会社(国際線、国内線、小規模、プライベート)や空港ラウンジ、その他の関連施設やサービスなど、22のカテゴリーの受賞者を発表した。

第1回目の受賞者たちの選出にあたり、FTGはまず、航空旅行の担当者による徹底的な調査を実施。世界中の空港や航空会社のなかから候補をリストアップした。

その後、ラグジュアリートラベルを専門とするトラベルアドバイザーやFTGの匿名調査員(インスペクター)など、ホスピタリティ業界の関係者の中でも特に豊富な経験を持つ専門家のみ5000人を対象にアンケート調査を行った。

その結果の妥当性は、66年の歴史を持ち、公正さと客観性で知られるFTGの星評価システムを支える専門家たちによって確認されている(年に一度、星評価を発表するこのシステムは、インスペクターによるホテル、レストラン、スパ、クルーズ旅行の調査の結果に基づいている)。

エミー賞受賞歴もあるトラベル・ジャーナリストで米CBSラジオの番組「Eye on Travel」の司会を務めるピーター・グリーンバーグは、「旅行業界の賞は、いくらか疑わしい人気投票の結果によるものが多すぎる」として、次のように述べている。

「高級ブランドが急増する世界において、重要なのは、美しい写真や企業の行動指針ではなく、卓越性に関する信頼のおける、妥当な定義を導き出すことにつながる、旅慣れた旅行者たちの偏見のない意見と信用できる事実です」

評価基準が実体験と実際の説明責任に基づく「ベリファイド・エア・トラベル・アワード」が重要なのは、そのためだという。

以下、各カテゴリーで「最も優れている」と評価された各社・施設などを紹介する。
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編集=木内涼子

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