iMac、Mac mini、MacBook Proの新モデルが発表されているが、アップルは静かにMacBook Airの変更についても発表している。これまで8GBのRAMを搭載していたMacBook Airが、価格を据え置きで16GBのRAMを搭載する。対象となるモデルは、M2チップ搭載の13インチMacBook Air、M3チップ搭載の13インチMacBook Air、そしてM3チップ搭載の15インチMacBook Airだ。
ストレージ容量は従来どおり256GBから変更はないが、今後購入できる最低搭載RAMは16GBとなる。これまでは追加のRAMが必要な場合、購入時にアップグレードを選択する必要があり、追加の費用が必要だった。
私は長い間、MacBook Airをスタイリッシュなデザインと高いパフォーマンスを備えた「万人向け」のノートパソコンとして称賛してきた。多くの人にとって追加で資金してProにする必要はなく、Airで十分だと提案してきた。
より大きなディスプレイ、より高速なチップ、新しいフロントカメラ、そして優れた接続性など、Proには明確なメリットがある。しかしエントリーレベルのMacBook AirがRAMを倍増することで、この手頃なノートパソコンがさらに魅力的な選択肢となったと言える。
では、アップルがこのような変更を行ったのはなぜだろうか? おそらく、MacBook Airに最新のプロセッサが搭載されていないという批判を避けるためだろう(ただし、公平を期すために言えば、M3チップがMacBook Airに搭載されたのは2024年3月からであり、わずか7カ月でM4にアップグレードするのは少々早すぎるとも考えられる)。
また、アップルのAI技術であるApple Intelligenceを最大限に活用するには、より多くのRAMが必要で、その方がシステム全体の動作をよりスムーズにするのではないかと考えているのかもしれない。
理由が何であれ、これは確かに良いニュースだ。
もう1つ補足しておくと、新しいRAM容量のMacBook Airはすでに購入可能だ(価格は税込14万8800円〜)。新しいiMac、Mac mini、MacBook Proのように11月8日まで待つ必要はない。
(forbes.com 原文)