前回のiMacのアップデートは昨年10月に行われ、その時はM3プロセッサの導入によって、それまでのM1チップを搭載したiMacから大幅な進化を遂げた。ご存知のとおり、Mシリーズのチップはアップル独自のシリコン技術を使用しており、従来のインテルチップに比べてはるかに高速なパフォーマンスを提供する。
そして本日、米国時間10月28日にアップルは新しいiMacを発表した。このモデルは昨年のモデルと同様24インチディスプレイを搭載するが、Nano-textureディスプレイのオプションも選択可能である。さらに、今年初めにiPad Proで発表されたM4プロセッサを搭載している。
iMacは、家族全員で使用するのに適したオールラウンドなデスクトップコンピュータであり、M4チップの導入により、特にM1チップと比較して大幅に向上したパフォーマンスを提供する。
また、他の興味深いアップデートとして、新たなカラー展開がある。ブルー、グリーン、ピンク、オレンジ、イエロー、シルバー、パープルといった色合いは昨年のものと似ているが、アップルによると新しい色であるという。前面はパステル調の色合いで、背面はより鮮やかなカラーになっており、隣のデスクにいる人がその違いに気づくこともあるだろう。
さらにマウス、キーボード、トラックパッドといった周辺機器もアップグレードされており、すべてワイヤレスである点は変わらないが、これまでのLightningではなくUSB-Cポートが採用された。これにより、ほとんどのデバイスが1種類のコネクタで統一される。ただし、充電時間やバッテリー寿命については従来と変わりがないとされている。
アップルによれば、新しいiMacの標準RAMは従来の8GBから16GBに倍増されており、フロントカメラも改良されている。「センターフレーム」カメラには「デスクビュー」という新たなオプションが追加されており、通話中に相手にデスク上のものを見せることができるようになっている。また、以前は1080pのカメラだったが、現在は1200万画素の解像度になっており、画質も向上している。
さらに、4つのポートを備えたモデルではすべてのポートがThunderbolt USB-4ポートになり、従来のThunderbolt USB-4が2つとUSB-3が2つという構成から進化している。
これらのすべての改良にもかかわらず、価格は以前と同じで、税込19万8800円〜となっている。
新しいiMacは現在予約が可能であり、日本時間11月8日に発売される予定だ。
(forbes.com 原文)