ロンドン・ガトウィック空港やフランクフルト空港ではカプセルホテルで仮眠を取り、ロンドン・ヒースロー空港やヘルシンキ空港ではスパで心身を癒し、シュトゥットガルト空港ではミシュラン三ツ星レストランの料理を堪能しよう。
長寿やウェルビーイング向上を目的とした旅
旅行者の58%は、「寿命を延ばしたり、ウェルビーイングを向上したりすることだけを目的とした旅行にお金を出してもかまわない」と考えている。最優先すべきは心身の根本的な回復であり、ボディ・バイブレーション(全身の部位を振動させる運動)からレッドライト療法(赤色光を使ったエイジングケア)、幹細胞を使った肌再生などが人気になるだろう。調査回答者の半数を超える67%は、よりバランスの取れた自分を取り戻せるよう、日常生活に新しいウェルネスを向上させるアクティビティを取り入れたいと考えている。例えば、コーヒーの効果を最大限に得られる適切な摂取タイミングについて学んだり、美容点滴を受けたりといった方法だ。
ウェルネス向上に適した欧州の旅行先上位には、一流のスパや美容術を体験できるオーストリアやスイスなどがある。
ほかでは手に入らない古着や中古品探し
2025年、バカンスのワードローブは生まれ変わる。流行に敏感な旅行者は、ヴィンテージを求める旅に出て古着屋を訪ね、より持続可能なファッションをスーツケースに詰めて帰ってくるだろう。調査では、51%が「旅行用の衣類は事前に用意せず、旅先で購入したい」と回答。Z世代の場合は63%に上った。「旅行中に古着屋を訪れたい」と回答した人は55%で、「海外旅行中にヴィンテージショップや古着屋で購入した経験がすでにある」人は73%だった。