製品

2024.10.30 10:30

次世代iPhone SEの登場は来年3月? Apple Intelligenceに対応か

第3世代のiPhone SE(Apple)

アップルの次期iPhoneは、2025年3月に発売される予定という。今年12月に生産が開始されるとの報道もあり、アップルのコミュニティは新しいiPhone SEの登場を心待ちにしている。

iPhone SEの再発明

次世代のiPhone SEは、2016年の初登場以来、四世代目となる。2020年と2022年にはハードウェアの更新が行われた。SEは事実上、アップル唯一のミッドレンジスマートフォンであり、メインラインのiPhoneよりも手頃な価格でアップルのエコシステムに参加できる手段だ。アップルがプレミアムな端末に注力し続ける中、SEは予算を重視する消費者にとって重要な選択肢となっている。

2025年のiPhone SEに関する詳細は、著名なアップルアナリストであるミンチー・クオからの情報だ。クオはMedium.comで「iPhone SE 4の量産は2024年12月に開始され、2024年12月から2025年第1四半期にかけて約860万台の生産が見込まれる」と述べている。

iPhone SEは、グーグルのPixel 8aやサムスンのGalaxy S24 Fan Editionと比較されることになるだろう。これらのモデルも同様にミッドレンジ市場を狙っており、いずれもより高価なハイエンド端末から派生したものだ。

iPhone SEのライバル

グーグルは2024年5月にPixel 8aを発売した。Pixelシリーズは現在9世代目となっており、グーグルは毎年5月に開催する開発者向けのイベント、Google I/OでPixel 9aを発表すると予想されている。このため、iPhone SEはPixel 8aに対しては優位な立場にあるが、直後に登場するPixel 9aとの競争が厳しいものになることが予想される。
次ページ > SEがなければ、アップルは「初めてのスマートフォン」市場の大半を競合に譲らざるを得なくなる

翻訳=酒匂寛

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事