マイクロソフトとの戦い
セールスフォースは、AgentforceがCopilotよりも顧客にとってはるかに価値があると主張している。マーク・ベニオフは、8月の投資家向けの電話会議で、「多くの顧客がマイクロソフトと同社のチャットボットにがっかりしている。なぜなら、求めている精度や応答が得られていないからだ」と、語ったとCNBCは報じた。彼はまた、自社のAIエージェントが自律的で、精度を持ち、すぐに使えると付け加えた。これに対して、マイクロソフトは、ベニオフの発言に異議を唱えた。「顧客はそれぞれ異なる感想を持っているが、我々は当社のCopilotの顧客から全く違う声を聞いている。このツールの顧客数は、前四半期だけで60%以上増加し、日次ユーザーは倍増した」と、マイクロソフトのコーポレート・バイスプレジデントであるジャレッド・スパタロはCNBCに語った。
AIエージェントには、まだ多くの課題が残っているが、もしこのテクノロジーが、幻覚や不正確さを伴わずに、少ないリソースでより多くのことを可能にするならば、Agentforceはセールスフォースの売上高と株価を大幅に押し上げる可能性がある。
そして、マイクロソフトのAIエージェントが同様の価値をもたらすのなら、企業はどちらのハイテク大手が一方よりも高い投資回収率を提供するかを比較するかもしれない。
調査会社ガートナーは、AIエージェントの未来を楽観視している。同社の技術サービスプロバイダー部門のアナリストのトム・コショウは、「AIのインテリジェントエージェントは、迅速なデータ分析と予測インテリジェンスを通じて、組織の意思決定を変革し、状況認識を向上させるだろう」と述べている。
「AIエージェントは、あなたが眠っている間に会社の5つのシステムを確認し、あなたが処理できる以上のデータを分析し、必要な行動を決定する」と、彼は付け加えた。
(forbes.com 原文)