チケットを取り扱うVivid Seats(ビビッド・シーツ)によると、ナショナルリーグ優勝を果たしたロサンゼルス・ドジャースの本拠地ドジャー・スタジアムで行われる第1戦のチケット最安値は1302ドル(約20万円)。第2戦は第1戦を上回る1443ドル(約22万円)となっている。
だが、ニューヨークのヤンキー・スタジアムで行われる第3〜5戦のチケット価格は、ロサンゼルスのチケットより40%も高い。
ドジャースとヤンキースがワールドシリーズで対戦するのは1981年以来となる。両球団には最優秀選手(MVP)候補入りしている大谷翔平選手とアーロン・ジャッジ選手、そして多くのスター選手がそろっている。両球団とも選手の年俸総額は3億ドル(約458億円)を超え、トップ3に入っている。
Roster Resourceによると、球団の年俸総額はニューヨーク・メッツが3億3500万ドル(約511億円)でトップ。ドジャースが3億2500万ドル(約496億円)、ヤンキースが3億200万ドル(約461億円)で続く。
今年ドジャースに入団し、指名打者として活躍している大谷選手は昨年12月に史上最高となる10年総額7億ドル(約1068億円)で契約したが、年200万ドル(約3億円)を除いた額を後払いとすることに合意していなければドジャースの年俸総額はかなりのものになっていただろう。
チケット再販のStubHub によると、今年のワールドシリーズのチケットの最低価格は、ともにワイルドカードからリーグ優勝を果たしたアリゾナ・ダイヤモンドバックスとテキサス・レンジャーズが対戦した昨年の平均価格685ドル(約10万円)の倍だ。ヒューストン・アストロズとフィラデルフィア・フィリーズが戦った2022年の4倍となっている。
ニューヨーク・タイムズによると、1981年のワールドシリーズでヤンキースとドジャースが対戦した際、ヤンキー・スタジアムの20ドル(約3000円)の2階席はワールドシリーズでは80ドル(約1万2000円)で販売された。
また、ドジャースがニューヨーク・ブルックリンを本拠地としていた1949年には、ワールドシリーズのチケット4枚を70〜100ドル(約1万〜1万5000円)で入手できたと同紙は報じている。
(forbes.com 原文)