ヘリングの壁画が撤去されることは、カウンターカルチャーとLGBTQの「プライド」の砦として知られたウエストビレッジの遺産が失われることを意味するだろう。
また、こうした計画が持ち上がることは、企業理念に同調する支配的で標準的な富裕層によって文化的に不毛な土地に変えられてきたこの地区で、さらなる「規格化」が進んでいることを明示している。
人気ストリートアーティスト
Level Framesの調査によると、人気ランキングの上位に入ったストリートアーティストの中で、作品やそれらの影響力に関するSNS(インスタグラムとTikTok)への投稿が最も多かったのは、ヘリングだった。また、ヘリングはグーグルの検索数も最多の年間9万8010件以上で、4700以上のニュース記事に取り上げられていた。一方、ヘリング以外にトップ10に入ったのは、上位から順に次のとおりだった(どうしたことか、バンクシーの名前は入っていない)。
シェパード・フェアリー、デヴィッド・チョー、アレック・モノポリー、ジャン=ミシェル・バスキア、マーク・ジェンキンス、Kaws(カウズ)、Faile(フェイル)、Futura(フューチュラ)、JonOne(ジョンワン)、レディー・ピンク、ロン・イングリッシュ(下位3人は同順位)。
(forbes.com 原文)