2024.10.24 17:00

「ガソリン車に戻りたくない」EVオーナーから購入を悩むあなたへの7つの助言

EVオーナーの96%が「もうガソリン車に戻りたくない」と思っている(Tesla)

EVオーナーの96%が「もうガソリン車に戻りたくない」と思っている(Tesla)

筆者は決してガソリン自動車に戻りたいとは思わないEVオーナーの96%のうちの1人だ。この数字は、TV番組「Fully Charged Show」による最近の調査で明らかになったもの。持続可能な生活を受け入れるためには、あなたが次に購入するクルマはEVになるだろう。そこで、初めてEVを購入する人が知っておくべき7つの事実をご紹介しよう。

充電はあなたが思うほど不便ではない

EVに乗り換えるとガソリンスタンドに行く回数の2倍から3倍の頻度で充電ステーションに行かなければならないと、あなたが思っているならそれは間違いだ。特に、資格を持つ電気工事士に依頼して(「第二種電気工事士」以上の資格が必要)自宅に充電スタンドを設置してもらえば、毎晩プラグをつなぐだけで済み、ガソリンスタンドに行く手間が一切省ける。これは大変便利だ。
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公共充電ステーションを利用する場合でも、予想以上に便利であることが証明されている。急速充電なら通常15分ほど充電するだけでよい。トイレへ行ったり、軽食をとったり、メールをチェックしたりして時間を過ごせば、その後またドライブを続けることができる。フル充電には、車種にもよるが30分程度かかる。筆者は往復の通勤などで週に420kmほどの距離を走るが、充電ステーションで待つ時間は、音楽やオーディオブックを聴いたり、友達と連絡を取り合ったりして、リラックスできることに気づいた。

日常の運転はフル充電のバッテリーで走行可能な距離の60%以下に留める

日常的な運転では、フル充電したバッテリーの60%だけを使うように心がけることが大事だ。通常、バッテリーの充電量は20%から80%の状態に保っておきたい。過充電や過放電を繰り返すとバッテリーの寿命は短くなる。長距離ドライブの際には99%まで充電しようとしてもよいが、それでもバッテリー残量が完全になくなるまで使うことは避けるべきだ。

EVは本当にお金の節約になる

契約している電気料金プランにもよるが、EVに乗るようになれば多くのお金を節約できる。カルフォルニア州で多数のUber(ウーバー)ドライバーがEVを使っているのには理由がある。操業費がガソリン自動車よりも安いからだ。筆者が住んでいるメリーランド州の田舎でも、EVオーナーになることは経済的に大きな意味がある。走行距離が多ければ多いほど、EVのほうが多くの節約になる。EVはボンネット内の可動部品が少ないので、メンテナンス費用が安く済む。ただし、保険料は割高になる場合があるので、車両を購入する前に料金を調べたほうがいいだろう。

EVに詳しい販売店を選ぶ

EVの購入を検討している人は、おそらく多くの疑問を持っているだろう。販売店の中には、EVに関する実用的な知識を持っていなかったり、EVの購入を思いとどまらせようとするところさえある。国や自治体の補助金制度についてよく理解している販売店を選ぶことも重要だ。補助金を利用すれば、EV購入の費用を大幅に抑えることができる。米国では今年から連邦政府の補助金が販売店で即時値引きとして適用されるようになったので、確定申告時の還付を待つ必要がなくなった。日本では車両の購入・登録に必要な金額を支払った後、補助金の申請書類を提出する必要があり、審査を経て補助金がオーナーの金融機関に振り込まれることになる。
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翻訳=日下部博一

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