デジタルマーケティング企業Windstorm Media Communicationsの調べでは、1万ドル以上の大当たりが出たカジノは11件あり、大当たりの数は33件。総額は717万7399ドル(約10億8000万円)であることがわかった。毎月行われている調査だが、月ごとに変動が大きい。2023年11月は大当たりが26件、総額約156万ドル(約24億円)もあった。
9月の大当たりは33件なので、10億円といっても33人分だ。単純に割り算すれば1人約3000万円。意外に少ないように思える。カジノごとに見てみると、大当たり金額がもっとも多いのがホイール・オブ・フォーチュン(実際のカジノではなくインターネットの「インターステートWAP」システムでプレイされるホイール・オブ・フォーチュン)の3件で208万7676ドル(約3億1500万円)。アメリカのネバダ州にあるグランドロッジ・カジノでは1件で113万7094ドル(約1億7000万円)が出ている。
カジノの場合は、1回プレイしてポンと当たるというわけにいかず、大枚を投資した挙げ句にやっと当たるのが普通だ。1回数千円の出費で済む宝くじのほうが割がいいようにも思えるが、年末ジャンボ1等7億円の当選確率は2000万分の1と言われている。しかもチャンスは1年に1回。カジノでは毎月1億円レベルの大当たりが出ている。さて、どっちが得なのか。
ちなみに、アメリカのカジノで、スロットを除くゲームで大当たりした賞金は、日本在住者の場合は確定申告が必要になる。つまり、一時所得として課税される。1億円を獲得した場合、課税対象となるのは約半分として5000万円。最高税率の45パーセントが適用され、それに住民税として10パーセントが加算されるので、ざっくり計算して2700万円ほど納税しなければならない。宝くじは非課税だ。
真剣に考える問題ではないが、夢とやっかみを交雑させながら想像して遊ぶだけなら一銭も損はしない。儲かりもしないけど。
※オンラインカジノは、海外事業者であっても日本からの接続して賭博すると違法となるので注意
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