「ミシュランデジタル」への大きな流れ
今回発売されたミシュランガイドは、世界に先駆けて、デジタルブックでの発行も同時に行われた。ウェブサイトはリアルタイムで更新されるが、デジタルブックはその年の情報を紙の本と同じように保存できるというメリットがあり、サステナブルを追求する時代の流れと相まって、紙の代わりに100%デジタルブックになる日もそう遠くないかもしれない。今年7月には宿泊施設を評価する「ミシュランキー」の発表も行われ、ミシュランガイドの「デジタルでのワンストップサービス」のシステムが着々と構築されている。
ミシュランが「世界の中でも特に注力する地域」としている東京発の改革の数々は、「インクルーシブ」「サステナブル」「デジタル」という、今後のミシュランのあり方を感じられるものでもあった。