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2024.10.21 09:00

エヌビディア株にまだ十分な上昇余地、バンク・オブ・アメリカ主張

Novikov Aleksey / Shutterstock.com

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バンク・オブ・アメリカのアナリストたちは、先に史上最高値を記録したエヌビディアの株価には、さらに上昇の余地があると主張している。非常に有望な成長見通しを背景に、AI業界のリーダーであるエヌビディアの目標株価を大幅に引き上げたのだ。

バンク・オブ・アメリカのヴィヴェック・アリヤが率いるグループは、エヌビディアの目標株価を165ドル(約2万4700円)から190ドル(約2万8400円)に引き上げた。これは、金曜日に記録したエヌビディアの株価138ドル(約2万1000円、週次終値の新高値)から37%の上昇余地を示している。

アリヤらは、エヌビディアにはAIアクセラレータ分野において「世代を画する機会」がまだあると述べた。AIアクセラレータは生成AIアプリケーションに必要なフルスタックの半導体システムであり、エヌビディアはこの市場で約80%のシェアを有している。アルファベット、メタ、OpenAIといった大手顧客が、大規模言語モデルを訓練するためにエヌビディアのGPU(グラフィックス処理装置)に大規模な投資をしていることが背景にある。

バンク・オブ・アメリカは、このAI技術によるアプローチ可能な市場が2023年の450億ドル(約6兆7300億円)から2024年には1170億ドル(17兆4900億円)、そして2030年末までに3630億ドル(約54兆2800億円)に成長すると予測している。そこでエヌビディアは75%の市場シェアを維持し、2030年にはAIコンピューティングによる収益が2720億ドル(約40兆6700億円)に達するという見通しを示している。

ちなみに、アップルは2023年にiPhoneで2040億ドル(約30兆5000億円)の収益を上げている。
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翻訳=酒匂寛

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