iPad miniをハンドヘルドPCのように使いたい
iPad miniに保存したドキュメントや写真などのファイルは、AirDropを使えば近くにある自分の、または同僚や友人のアップルデバイスにワイヤレスで手早く送れる。判型がB6サイズのノートと同じトラベルサイズのタブレットなので、出張や旅行の際に持ち運びやすい。筆者はいつも旅の道中、機内で観たい動画をiPad miniに入れて持ち歩いている。iPad miniならノートPCと一緒に手荷物に入れて持ち歩いても、ギリギリ苦にならないサイズ感だと思う。
iPad miniの生体認証機能は側面にある「トップボタン」に内蔵するTouch IDによる指紋認証を採用している。iPad Airと同じだ。飛行機の機内でマスクをしたまますばやくロック解除ができるところも重宝している。
アップルのiPadにはサードパーティーの製品も含めて多種多様なアクセサリーが揃っている。だが筆者はiPad miniにアップル純正のカバー兼キーボード、つまりSmart Keyboard Folioか、またはMagic Keyboardがないことが不満だ。iPad miniのサイズに合わせて作ったら、実際には狭苦しくて使いづらいキーボードになることは容易にイメージできる。それでもなお、2000年代の初頭にヒューレット・パッカードのハンドヘルドPC「Jornada」シリーズを仕事に活用していた筆者は、小回りが効くiPad miniをモバイルノートPCのように使い倒してみたいと夢見てしまうのだ。
iPad miniにはさまざまなBluetoothキーボードやマウス、トラックパッドがペアリングできる。それぞれの周辺機器を別途持ち歩く必要はあるが、A17 Proチップを搭載したiPad miniは企画書やプレゼンテーションなど本格的なドキュメントを作成する用途にも存分に力を発揮してくれるだろう。
連載:デジタル・トレンド・ハンズオン
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