その1つが「Writing Tools(作文ツール)」だ。メールの本文を含むドキュメントのテキストをApple Intelligenceが要約したり、ユーザー自身が書いたテキストを校正、または文体をプロフェッショナル/フレンドリーに書き変えてくれる機能などが揃う。例えば英語の長いメールやドキュメントは先に「要約」したりキーポイントを「箇条書き」にしてから、必要に応じて翻訳をかければ業務のスピードアップに結びつく。
写真アプリに追加される「クリーンアップ」ツールを使うと、人物ポートレートや風景写真の背景に写り込んだ他の人物、あるいは不要な被写体を後処理加工によってきれいに消せる。写真をSNSに公開したり、または仕事用の素材として使う時に役立つクリエイティブなツールだ。
クリーンアップしたいオブジェクトはApple Intelligenceが自動選択した被写体をタップしたり、またはApple Pencilで消去したい部分を囲むと消える。グーグル純正のスマホ、Google Pixelシリーズにも「消しゴムマジック」という似た機能がある。比べながら試すとApple Intelligenceの方が不要な被写体をより賢く選び分けてくれる手応えがあった。