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2024.10.22 22:00

新iPad mini、Apple Intelligence対応で仕事や創作はどう進化する?

8.3インチのiPad miniは片手で保持しながら快適に操作ができるサイズ感も魅力。今年誕生したApple Pencil Pro、またはApple Pencil USB-Cに対応

Apple Intelligenceの中から仕事や創作活動の即戦力になりそうな機能をピックアップしよう。

その1つが「Writing Tools(作文ツール)」だ。メールの本文を含むドキュメントのテキストをApple Intelligenceが要約したり、ユーザー自身が書いたテキストを校正、または文体をプロフェッショナル/フレンドリーに書き変えてくれる機能などが揃う。例えば英語の長いメールやドキュメントは先に「要約」したりキーポイントを「箇条書き」にしてから、必要に応じて翻訳をかければ業務のスピードアップに結びつく。

Apple Intelligenceの「Writing Tools」。長文のテキストを読みやすくコンパクトに要約してくれる。通常アップルによる最新OSのパブリックベータ版の画面を公開することは禁じられているが、本稿では取材に基づいた特別な許可を得てiPadOS 18.1の画面を掲載

Apple Intelligenceの「Writing Tools」。長文のテキストを読みやすくコンパクトに要約してくれる。通常アップルによる最新OSのパブリックベータ版の画面を公開することは禁じられているが、本稿では取材に基づいた特別な許可を得てiPadOS 18.1の画面を掲載している

写真アプリに追加される「クリーンアップ」ツールを使うと、人物ポートレートや風景写真の背景に写り込んだ他の人物、あるいは不要な被写体を後処理加工によってきれいに消せる。写真をSNSに公開したり、または仕事用の素材として使う時に役立つクリエイティブなツールだ。

写真アプリの「クリーンアップ」ツール。背景に写る人物や不要な被写体を選んで消せる

写真アプリの「クリーンアップ」ツール。背景に写る人物や不要な被写体を選んで消せる

クリーンアップしたいオブジェクトはApple Intelligenceが自動選択した被写体をタップしたり、またはApple Pencilで消去したい部分を囲むと消える。グーグル純正のスマホ、Google Pixelシリーズにも「消しゴムマジック」という似た機能がある。比べながら試すとApple Intelligenceの方が不要な被写体をより賢く選び分けてくれる手応えがあった。
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編集=安井克至

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