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2024.10.19 00:00

「P.S.」とは?意味やビジネスメールでの使い方を例文付きでわかりやすく解説

P.S.の意味とは?

P.S.は、英語の「Post Script」の略で、ラテン語の「post scriptum」に由来します。これは「後に書かれたもの」という意味を持ち、手紙やメールの本文が書き終わった後に、伝え忘れたことや補足を加える際に使われます。日本語では「追伸」と訳され、手紙やメールの最後に追加の情報や軽いメッセージを付け加えるために使われます。

どのような場面で使う?

P.S.は、特に手書きの手紙やメールで、本文中に書き忘れたことや余談的なメッセージを伝えるときに便利です。例えば、本文で挨拶や業務連絡を済ませた後に、個人的な感謝や近況報告などを軽く添えることができます。

例文:「P.S. 先日はお手伝いをありがとうございました。」

ビジネスメールでのP.S.の使い方

ビジネスメールでの使用には注意が必要です。P.S.は基本的にカジュアルなコミュニケーションで使われるため、目上の方や公式な場面では使用を避ける方が無難です。しかし、特定のシーンでは、P.S.をうまく使うことで、相手に親しみやすさを感じさせたり、感謝や気遣いを伝える効果があります。

親しい同僚や取引先への一言

ビジネスメールでも、相手が親しい同僚や取引先であれば、P.S.を使って軽いメッセージを追加することができます。たとえば、仕事の話が終わった後に、個人的な感謝や近況を伝える場合などに役立ちます。

例文:「P.S. 最近ゴルフを始めました。今度ぜひご一緒しましょう。」

P.S.の使い方を避けるべき場面

ビジネスメールでP.S.を使うべきでない場面もあります。特に、謝罪や重要なビジネス連絡をP.S.に入れるのは避けましょう。こうした内容は本文でしっかり伝えるべきです。例えば、納期の遅延や会議のスケジュール変更をP.S.で伝えるのは、相手に軽視されていると感じさせる可能性があります。

例文:不適切な例「P.S. 納品が遅れますが、何卒ご了承ください。」

P.S.の言い換え表現

ビジネスシーンでは、P.S.を使わずに、より丁寧な表現を使うのが一般的です。「末筆ながら」「末筆ではございますが」といったフレーズは、ビジネスメールでP.S.の代わりに使える表現です。これらは、最後に軽く相手への感謝や気遣いを伝えるときに適しています。

末筆ながらの例文

「末筆ながら、貴社のますますのご繁栄を心よりお祈り申し上げます。」
「末筆ではございますが、皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。」

このような言い換えを使うことで、ビジネスメールでもP.S.のような効果を保ちながら、相手に対して失礼なく、礼儀正しい印象を与えることができます。

P.S.のメリット

P.S.には、ビジネスメール以外のカジュアルなコミュニケーションにおいていくつかの利点があります。以下のメリットをうまく活用することで、メールの効果を高めることができます。

1. 強調効果がある

本文とは別に最後に追加することで、P.S.の内容が強調され、相手により印象的に伝わります。例えば、特別なオファーやイベントの日時を再度伝えたいときにP.S.を使うと、相手が忘れにくくなります。

例文:「P.S. こちらのキャンペーンは今月末までとなっておりますので、お見逃しなく!」

2. 親しみやすさを加える

形式的なメールでも、P.S.を使って個人的な一言を添えることで、親しみやすい雰囲気を加えることができます。相手との距離感を縮める効果が期待できます。

例文:「P.S. いつも温かいご指導をありがとうございます。」

3. 印象に残りやすい

P.S.はメールや手紙の最後に書かれるため、本文以上に印象に残ることがあります。特に軽いジョークや近況報告を入れることで、相手の記憶に残りやすくなります。

例文:「P.S. 昨日、新しいカフェを見つけました。次回お会いする時にぜひご一緒しましょう!」

まとめ

P.S.は、手紙やメールで伝えそびれたことや余談を追加する便利なツールです。しかし、ビジネスメールではその使い方に注意が必要です。親しい同僚や取引先とのやり取りでは、P.S.で心遣いや感謝を伝えることができますが、重要な内容は必ず本文に含めるようにしましょう。また、ビジネスの場では「末筆ながら」といった丁寧な表現が適している場面も多いため、使い分けが大切です。

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