選挙期間中に街中に貼り出される候補者のポスターは、候補者を知るうえでもっとも身近な存在ながら、詳しい政策や公約は読み取れない。ネットで調べても、同性婚に関する考えが明確にわかるとは限らない。そこでマリフォーはARカメラ「PRIDE VISION」を開発し、10月17日にリリースした。
アプリのダウンロードは必要なく、サイト(https://pride-vision.com/)にアクセスしてカメラの使用を許可し、選挙区を選べばすぐに使える。あとはポスターにカメラをかざすだけ。現在は東京都の小選挙区のみでの対応となるが、10月27日までには全国に拡大したいとのこと。ただしそのためにはポスターの画像を投稿するよう、全国の賛同者に協力を呼びかけている。自分の選挙区の選挙ポスターを撮影して、登録フォームから画像を送れば、数日後にはその選挙区で利用可能になるという。
このシステムは、マリフォーの有志が独自開発したもの。掲示板に並んだポスターをざっとスキャンすれば、同性婚の賛否が一発でわかるのは画期的だ。同性婚問題以外にも、さまざまな政策や公約にも応用できるだろう。同性婚の賛否は別として、これが話題となり選挙への関心が高まり投票率が上がることを期待したい。
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