売上高は年間150億円規模
レッドウッド・マテリアルズは、ネバダ州、サウスカロライナ州、ドイツでリサイクルと生産のオペレーションを拡大するため、約20億ドル(約2990億円)を調達している。同社は、米国内で回収した使用済みリチウムイオンセルの約70%をリサイクルしていると推定している。これは、約20ギガワット時分の材料に相当し、年間25万台以上のEV向けに新しいバッテリーパックを製造できる量だ。ストラウベルは、レッドウッド・マテリアルズの売上高を詳細に語らなかったが、「年間1億ドル(約149億円)をはるかに超えている」と語った。
CBSニュースによると、リチウムイオンパックなどの危険物に関わる交通事故の件数は、過去10年間で2倍以上に増加したという。自然災害も考慮すると、破損したバッテリーパックの数は今後も増え続けるだろう。バッテリーパックを埋立地に持ち込まないようにすることは非常に重要だが、こうした取組みは、レッドウッド・マテリアルズが当初想定していなかったことだ。
「我々が想像していた以上の量であり、最初から計画していたものではないが、この問題に対処することは急務だ」とストラウベルは言う。
「我々は、自分たちが問題視していることや、教育や回復、解決策の必要性を感じていることに対処している。バッテリーパックは比較的新しいものであり、自治体もまだ対応策を持っていない。彼らは、何が正しい対応で、誰が支援できるのかを検討している最中だ」とストラウベルは語った。
(forbes.com 原文)