ロシア軍部隊は国際法で規定されているような仕方で捕虜を扱わず、ドローン操縦士9人を下着姿にして地面にうつ伏せにさせ、頭部を撃った。9人は全員死亡したとみられる。
これはロシア軍がエスカレートさせている残虐行為の最新の事例にすぎない。ウクライナ当局によれば、ロシア軍は2022年2月にウクライナに全面侵攻して以来、投降したウクライナ軍人を100人以上処刑しており、うち大半は今年に入ってからの犠牲者となっている。
戦争中に一方が捕虜を即決処刑すれば、他方による報復を招くことは歴史が教えている。だから、第155海軍歩兵旅団がウクライナ軍のドローン操縦士たちを殺害してから数日のうちに、ウクライナ軍のなかでもとくに好戦的な部隊である空中強襲旅団が第155海軍歩兵旅団の部隊を追跡し、復讐しているのは驚くに当たらない。
先週の残虐行為の画像がソーシャルメディアで広く共有されて以降、第155海軍歩兵旅団の陣地の南東と南西にそれぞれ陣地を構えるウクライナ軍第82独立空中強襲旅団と第95独立空中強襲旅団は、第155海軍歩兵旅団の部隊に待ち伏せ攻撃を仕掛けている。
第82空中強襲旅団や第95空中強襲旅団が第155海軍歩兵旅団の海軍歩兵を捕虜にしたという証拠はない。一方、第155海軍歩兵旅団の海軍歩兵少なくとも数人を殺害した証拠はある。
ウクライナ空中強襲軍は、第95空中強襲旅団が第155海軍歩兵旅団の突撃部隊を殲滅したと報告し、「この旅団のほかの兵士らも同じ運命をたどるだろう」と予告している。
留意すべきなのは、ウクライナ軍がロシア軍のほかのどの部隊にも増して第155海軍歩兵旅団を忌み嫌っていることだ。この旅団は8月、ウクライナ軍人4人の首を切断して殺害し、頭部を杭に差してさらしたとも伝えられていた。イスラム過激派組織のやり口を想起させるような殺害方法だ。ウクライナ軍のどの部隊も第155海軍歩兵旅団と戦う機会を熱望しているだろう。
WAR CRIME🚨
— PS01 △ (@PStyle0ne1) August 16, 2024
This is a radio intercept about the beheadings shown in the ISIS like video of the Russian 155th brigade
In the radio intercept, the commander give the order to behead 4 people and put their heads on sticks like in the gruesome video.
One of the victim is… https://t.co/m0CYqjxr4g pic.twitter.com/hcwtZjlKTK