それによると、1位を獲得したのは「LINEヤフー」で、昨年の同様の調査では4位だったところから一気にランクアップしている。昨年10月にヤフーとLINEが合併・再編したことで、より注目されているのかもしれない。LINEヤフーはサマーインターンシップが充実しており、志望理由のコメントでも「インターン体験が良かった」「現場のエンジニアとの方と話して社風や人柄に魅力を感じた」など、インターンシップを通じて志望度が高まっている人が多いようだ。
「半年以上のエンジニアインターンシップ・アルバイト経験がある」「WEBサービス・アプリを開発しインターネットに公開したことがある」「アプリを開発しGooglePlayStoreまたはApp Storeに公開したことがある」といった学生に絞ったランキングでも1位はLINEヤフーで、2位は順位が変わってディー・エヌ・エーとなっている。全体的には上位にインターネット業界のメガベンチャーや大手SIer・ITコンサルなどが目立っていたが、エンジニア経験のある学生だとインターネット業界の企業が強い傾向となった。また、PKSHA TechnologyやLayerXといった比較的新しい企業もランクインしており、有名企業だけでなく、興味関心が高く自分の成長を感じられる企業に就職したいことが伺える。
日本では、IT人材の7割以上がIT産業に就職しており、IT産業以外にも目を向けてもらう必要がある。非IT産業の企業は、環境の整備や認知度の向上に力をいれていかなければ、今後人材確保に苦労することになるかもしれない。
出典：サポーターズ「2026年卒対象 ITエンジニア就活人気企業ランキング」調査結果より
