マーケティング

2024.10.24 08:00

1990〜2000年に生まれ「ゼニアル世代」の心を掴むSNSマーケティング

小売業者もSNSプラットフォームに注目している。ファイバーによると、小売業者の60%近くがSNSに広告を出している。70%近くが若年層の買い物客を取り込むために、人工知能(AI)を活用してeコマース大手と競争するつもりだ。

レポートでは「売上貢献度の高い顧客を維持し、新規顧客を開拓するために、AIスキルを持つ専門家やデジタルマーケティング、SNSに対する需要が高まっている 」と指摘している。SNSマーケティングは複雑だが、新規顧客を獲得し、ブランドロイヤルティを確立する効果的な方法となりつつある。

TikTokやフェイスブックのようなプラットフォームは、正しい方法でダイレクトに商品を見つけて購入したいというゼニアル世代の願望を利用していると専門家は指摘する。SNSプラットフォームは、ネット通販では提供できないエンターテインメント性や即時性、つながりを活用している。別の言い方をすれば、若い消費者は、パンデミックが奪ったコミュニティに属する感覚を体験する機会に反応している。

小売業者やブランドがこの新たな領域を開拓しようとするとき、常に変化し、消費者層も大きく変化する環境で成功するために必要な「すべてのスキルセット」を持ち合わせているだろうか。

取り得る1つのアプローチとしては、ゼニアル世代を観察し、彼らの意向を解釈しようとするのではなく、ゼニアル世代と真摯に向き合い、何を求めているのか、どのように接して欲しいのかを問うことだろう。

forbes.com 原文

翻訳=溝口慈子

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