食&酒

2024.10.13 08:00

米国でワインとスピリッツの販売が減少、特に高価格帯で顕著

ブレイガーはまた、現在のワイン消費の低迷は「店内外の両方でほとんどの価格帯の流通が減少していること」によって拍車が掛かっていると指摘。これは「店舗やバー・レストランが提供するワインとスピリッツの品揃えが減っている」ことを示している。

加えてブレイガーは「重要な年末商戦を含む今後数カ月は、ワインとスピリッツのほとんどの価格帯で試練となるだろう」と語り、厳しい見方を示した。

WSWAエグゼクティブバイスプレジデントでSipSourceディレクターのマイケル・ビレロによると、SipSourceは過去にさかのぼって市場を洞察するだけでなく、最大10カ月先まで予測できる唯一のデータソースだという。「特定の部門と価格帯における我々の今年の予測の精度はほぼ90%であることが証明されている」とビレロは話す。

また、「景気回復や経済の変則的な傾向に関する他の予測が正しくないことが証明されている今、SipSourceは比類のない分析とモデリング能力を提供している。この予測が難しい市場で一歩先を行くために不可欠なツールだ」とも主張する。

全体として、コロナ後の飲料業界で続いている「二日酔い」は終わる気配がない。

forbes.com 原文

翻訳=溝口慈子

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