ベトジェットは、米ゼネラル・エレクトリック(GE)と仏サフラン・エアクラフト・エンジンズの合弁会社のCFMインターナショナルから、400基以上のLEAP-1Bエンジンを購入する。これらのエンジンは、来年から納入が始まる同社が2016年と2018年に発注していた航空機に搭載されると同社は声明で述べている。
「当社が新たに購入する燃費効率の良いエンジンは、当社のサステナビリティに向けたコミットメントを強化するものです」と、ベトジェットの創業者で会長のタオは10月7日の声明で述べている。ベトジェットによると、LEAP-1Bエンジンは燃料消費量とCO2排出量を最大20%削減でき、飛行機の騒音レベルも大幅に低減できるという。
ベトジェットは、CFMの長年の顧客で、CFM56-5Bエンジンを搭載した70機以上のエアバス機を運航している。
同社は、急成長する旅行需要に対応するため、積極的にフリートを拡充しており、7月にはエアバスと74億ドル(約1兆1000億円)の契約を結び、長距離用のA330neoワイドボディジェット20機を購入した。これにより、ベトジェットは大陸間路線を拡充しようとしている。
フォーブスのリアルタイムデータによると、タオの推定保有資産は29億ドル(約4330億円)に達している。2011年にベトジェットを設立した彼女は、ビキニ姿の客室乗務員を起用した広告で注目を集めた。同社は、2017年にホーチミン証券取引所でIPO(新規株式公開)を実施し、1億7000万ドル(約253億円)を調達していた。
(forbes.com 原文)