それによると、フリーランス新法についてどのような状態なのか聞いたところ、法人も個人事業主も「名称は知っているが制度内容はなんとなくしか知らない」がトップで、「制度内容を知っていて、理解している」を含めると、法人が62%、個人事業主が47.1%の人が認知はしているという結果だった。一方で、施行約1か月前にもかかわらず、「聞いたことすらない」が法人も個人事業主も18%前後いることもわかった。
また、11月以降企業からフリーランスに発注する際、新法に沿った対応をすることが義務だということを知っているかの問いに、法人は62.5%が「はい」と回答。個人事業主は44.4%が「はい」となり、認知度とだいたい同じ割合となっている。
では、実際に対応する予定かどうか法人に問うたところ、「する」「検討中」を含めて51.7%だったのに対し、発注先が対応する予定かと個人事業主に問うたところ、「する」はわずか10%に留まり、ほとんどが「わからない」(86.6%)と回答している。
かく言う筆者はフリーランスに当たるわけだが、このことを知ったのは実は最近だったりする。フリーランスと言う弱い立場を守ろうとする政府の取り組みは理解できるが、インボイス同様、逆にフリーランスに発注するのは面倒だからやめる、という動きにならないよう願いたい。
出典:freee「フリーランス新法に関する認知度・準備状況に関する調査」より