「クサトレール」や「シカニゲール」農作業ロボが目指す未来

プレスリリースより

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田んぼの水を濁らせて雑草を生えにくくする除草ロボット「ミズニゴール」を提供するアグリテック・スタートアップが、さらに農作業ロボットの開発を進め日本の農業危機を救おうと、株式投資型クラウドファンディングを開始した。

ロボット技術による畑の農作業の自動化と無農薬化を目指すハタケホットケは、2023年、田んぼ内を走行して車輪で泥を巻き上げて水を濁らせ、水中の雑草の光合成を阻止する除草ロボット「ミズニゴール」を試験的にリリースした。スマート農業推進のための国の補助金支給の対象にならない小規模農家でも導入できるよう、レンタルとシェアリングで提供を行っている。
「ミズニゴール」2024年モデル

「ミズニゴール」2024年モデル

そのハタケホットケが次なるロボットとして計画しているのが、レーザーで鹿を追い払う「シカニゲール」、AIで雑草を刈り取る「クサキレール」と「クサトレール」、そして中大規模米農家に向けた複数の作業を1台でまかなえる「タンボホットケール」だ。わかりやすすぎるネーミングで親しみが持てる。

ハタケホットケの目標は、人手をかけず環境負荷の小さい無農薬農法による収益性の高い米作りだ。除草にかかる人の作業時間は、従来方法にくらべて最大で20分の1にまで削減できる。2023年は長野県の田んぼでミズニゴールを使用した高級ブランド米の栽培に成功し、「ミズニゴール米」として販売した。同社は、ミズニゴールで作られた米の買取と販売も手がけ、有機米や自然栽培米の市場拡大も目指している。

ハタケホットケの目標は、人手をかけず環境負荷の小さい無農薬農法による収益性の高い米作りだ。除草にかかる人の作業時間は、従来方法にくらべて最大で20分の1にまで削減できる。2023年には長野県の田んぼでミズニゴールを使用した自然栽培の高級ブランド米を収穫し、「ミズニゴール米」として販売した。同社は、ミズニゴールで作られた米の買取と販売も手がけることで高級な有機米や自然栽培米の市場を拡大し、やがてはグローバルビジネスとしての展開も視野に入れている。

ミズニゴールは今後も実証実験を重ね、2026年に正式販売される。現在実証実験中のシカニゲールは2028年に正式販売となる。タンボホットケールは2026年から試作機の試験を開始し、2029年に正式販売の予定だ。株式投資型クラウドファンディングはイークラウドにて実施されている。一口10万円から。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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