Oura Ringは、軽くてスリムで、24時間装着できる快適性や利便性を備えていることに加え、アプリが提供する情報やエレガントなデザインが魅力だ。新モデルは、ハードウェアだけでなくソフトウェアも進化している。
Oura Ring 4の厚さはわずか2.88ミリメートルで、重さは3.3グラム~5.2グラムと以前より軽量になっている。サイズは4号から15号までと、これまでより多くのサイズが用意されている(ただし、サイズは従来のモデルと異なるため、OURAは現行モデルや旧モデルのユーザーに対し、改めて最適なサイズを測ることを推奨している)。色はブラック、ステルス、シルバー、ブラッシュドシルバー、ローズゴールド、ゴールドの6色が用意されている。
従来のOura Ringはセンサー部分が盛り上がっていたが、新モデルではセンサーの高さはわずか0.3ミリメートルと目立たないようになっており、完全な丸みを帯びた形状で装着時の快適さが増している。素材はこれまでと同じチタンを使っているが、Oura Ring 3では、外側だけに採用されていたチタンが、Oura Ring 4では内側・外側ともに完全チタン製になっている。
スマート・センシング技術
OURAによると、センシング技術はOura Ring 4が画期的に進歩した点のひとつで、ユーザーの肌の色などに応じてデータの読み取りを最適化するアルゴリズムを使用しているという。Oura Ring 4に搭載されているセンサーには、睡眠中の血中酸素濃度を測定するための赤色LEDと赤外線LEDが含まれる。その他のLEDは、睡眠中の心拍数や心拍変動、呼吸数を測定する。さらに、温度センサーと加速度センサーなども搭載されており、全部で30以上の健康指標をトラッキングできる。
バッテリーの駆動時間は、前モデルの7日間から1日伸びて8日間持続するとされている。また、これまでの製品でもアプリは重要な要素だったが、新バージョンはインターフェースと提供するインサイトが改善されている。「Ouraラボ」は既にiPhoneで使用が可能だが、今後はAndroidユーザーも利用できるようになる。また、「Oura Advisor」は生成AIを使ってパーソナライズされた体験を提供する。
Oura Ring 4は現在、公式サイトで予約を受付中で10月15日から出荷が開始される。価格は349ドル(約5万円)からで、第3世代で用意されたスタイルの一種であるHeritage Ringより50ドル高く、同Horizon Ringと同額となっている。また、有料のメンバーシップは月額5.99ドルに設定されている。
(forbes.com 原文)