リッチリスト

2024.10.04 11:00

米国の富豪が最も多く住んでいる州2024、上位10州リスト

7位(タイ) ジョージア州/10人(増減なし)

トップ:ダン・キャシー、ババ・キャシー、トゥルーディ・キャシー・ホワイト(各106億ドル)

2014年に亡くなったS. トゥルエット・キャシーは、1967年にアトランタ地域のショッピングモールで鶏肉料理レストランのチックフィレイを開いた。店舗は今では48州に広がっており、創業者の3人の子どもはジョージア州で最も資産が多い。同州にはNFLアトランタ・ファルコンズのオーナーであるアーサー・ブランク(89億ドル)、プライベート・エクイティの大物で今回初めてリストに入ったニール・アロンソン(41億ドル)もいる。このほか、一族が1948年に創業した害虫駆除会社Rollins(ロリンズ)の会長のゲイリー・ロリンズ(68億ドル)、祖父が1898年に創業したメディアと自動車の複合企業Cox Enterprises(コックス・エンタープライズ)の会長のジム・ケネディ(66億ドル)がいる。

9位(タイ) マサチューセッツ州/9人(前年比2人増 )

トップ:アビゲイル・ジョンソン(313億ドル)

ボストンを拠点とする大手投資信託のFidelity Investments(フィデリティ・インベストメンツ)はフォーブス400に3人を送り込んだ。同社の最高経営責任者(CEO)のアビゲイル・ジョンソンはマサチューセッツ州で最も資産が多く、米国で6番目に裕福な女性だ。そして、アビゲイルの弟であるエドワード・ジョンソン、妹のエリザベス・ジョンソンもランクインしている。ジョンソン一族はボストン地域の慈善団体や、アビゲイルがMBA(経営学修士)を取得したハーバード大学に頻繁に寄付をしている。同州のその他の有名な富豪には、通信業界の富豪で慈善家でもあるロバート・ヘイル・ジュニア(58億ドル)、紙と紙製品で富を築き、NFLニューイングランド・ペイトリオッツのオーナーとして知られているロバート・クラフト(118億ドル)などがいる。

9位(タイ) アリゾナ州/9人(前年比2人増)

トップ:アーネスト・ガルシア2世(130億ドル)

オンライン中古車販売プラットフォームCarvana(カーバナ)の筆頭株主で、アリゾナ州で最も資産の多いアーネスト・ガルシア2世は同州生まれではないが、同州とのつながりは数十年前にさかのぼる。アリゾナ大学で学び、1980年代にはフェニックスで不動産開発を行った。同州の他の著名な富豪には、トラックレンタル会社U-ホールを継いだマーク・ショーエン(52億ドル)や、MLBロサンゼルス・エンゼルスのオーナーであるアルトゥーロ・モレノ(50億ドル)がいる。
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forbes.com 原文

翻訳=溝口慈子

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