マーケティング

2024.10.06 09:45

ユーザーが見づらいと思うウェブサイトとは

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読みにくくてイライラさせられるホームページが少なくない。欲しい情報がどこにあるのかわからず、あっちこっちとたらい回しにされて、あげくに変なところに飛び出した広告をタップしてしまったり。そんなサイトは誰も望んでいない。みんなが求めるホームページのデザインとは。

インターネットリサーチやウェブサイト制作を行うNEXER(ネクサー)は、サイトの開発を行うくまWEBと共同で、自分でホームページを作ったことのある男女を対象に「見づらいホームページ」に関するアンケート調査を実施した(サンプル数601)。それによると、およそ8割の人が見づらいホームページに遭遇していた。具体的には「情報が見つけにくい」、「コンテンツの量が多い」、「文章が読みづらい」、「文章がわかりづらい」、「サイト内のデザインに統一性がない」などだ。

また約7割の人は、「見やすい」ホームページも知っている。「スッキリとしたレイアウト、見たい情報が見つけやすい」、「シンプルでメインとなる情報が探しやすい」、「シンプルかつ情報が多くない」など、シンプルがキーワードになっている。

ホームページの運営者は、とかく情報を詰め込みたがる。情報満載がいちばんのサービスだと思いがちだ。プロのデザイナーの場合は、シンプルで美しいページを作りたくてもクライアントから「もっと詰め込め」と言われれば従わざるを得ない。しかし、当のお客さんはそんなものを求めていないことが、この調査でハッキリした。欲しい情報が、すぱっと明確にわかればいい。見づらいページに関する自由意見には、「カラフルすぎる」、「デザインにこだわりすぎてサイトの表示が遅かったり、メインとなる写真が見づらかった」など、デザイン過多を指摘するものもあった。それもまた、伝えるべき情報へのアクセスを邪魔する要素となる。

とにかく、ホームページは「シンプルでスッキリ」を心がけるべきだろう。そのうえで個性が光るページにするのがデザイナーの腕の見せどころ。情報を詰め込みたいのをぐっとこらえて、ユーザー本位のシンプルデザインを優先する企業も「センスがいい」と好感が持たれるはずだ。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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