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2024.10.05 09:45

「良く視られる動画」は科学的に創れるか ポイントは注視データ

通常、テレビの視聴率は、特定の番組を世帯の誰がどれくらいの時間見たかを計測して計算されるが、真剣に見ているかどうかまではわからない。だがそれを可能にした企業がある。CMや番組のどこに注目したかを自動的に判定して記録するというものだ。そこから得られた大量の「注視データ」から注視される要素を抽出したその会社が、よく「視られる」CMを制作した。

REVISIO(レビジオ)は、人体認識技術で一般家庭の視聴者の「視聴姿勢」を毎秒取得するシステムを開発した。通常の視聴率の調査方法では、視聴者によるテレビのリモコンの操作で視聴を確認することになっているが、REVISIOのシステムではすべてが自動。最大の特徴は、人体認識センサーが視線を向けたシーンを秒単位で記録できることだ。

このシステムを使って蓄積したCM約8万6000本分の注視データを分析した同社は、注視されるためには、目線を獲得する「アイキャッチ」と目線を維持する「アイホールド」という2つの要素が重要だと突き止めた。そして、この注視要素を取り入れて制作した太陽日酸のブランディング動画を制作し公開した。本当に目が離せなくなるのか、ぜひお試しいただきたい。


同社は、そのノウハウを活用して「視聴者をくぎづけにするCM」を作る方法を公開している。また、過去1週間に関東と関西地域で放送されたテレビ番組の世帯視聴率と注目度も公開している(これらはREVISIOのサイトで無料登録すると見られる)。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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